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なるようになる・・・

・〜 Collège Privé Notre-Dame 〜・(ノートルダム中学校)

息子は今年の9月から中学生になります。

先週金曜日、中学校進学にあたって説明会がありました。
今、息子が通っている小学校からは4つの選択が出来ます。

1)公立の普通中学校
2)スポーツや芸術など特に優れている生徒が学校の推薦を受けて、それぞれの分野において
  高等教育を受講出来る公立中学校
3)現在息子の通っている小学校に隣接する私立の中学校
  Collège Privé Notre-Dame(ノートルダム中学校)
4)ノートルダム以外の私立の中学校

ちなみに息子はノートルダム中学校に通う予定です。
丁度この説明会にノートルダム中学校の校長先生が学校紹介にいらしていました。
フランスの中学校が全てこのような体制なのかは分かりませんが、少しご紹介します。

・〜 Collège Privé Notre-Dame 〜・(ノートルダム中学校)_c0225827_439323.jpgノートルダム中学校のパンフレットと2月の冬休みに子供達が参加出来る学童のワークショップのリスト。
ダンスや演劇、化学実験などプログラムは多種多様。
息子は陶芸教室に参加したいそうです。













先ずは生徒達の学力から・・。
ノートルダム中学校の生徒のBrevet(高校進学前に行われる学力試験)及び
Baccalauréat(大学入学資格試験)の合格率はそれぞれ89,4% 88%で基準としては
悪くないそうです。

補習授業もかなりしっかりしていて、12時10〜13時、16時45〜18時までは必要ならば1対1で担当科目の先生と補習が出来ます。
ここでも「授業中に分からなかった場合、その日のうちに理解出来るようにする」という先生達の姿勢が貫かれています。
また興味のある分野や学習したいことがあれば、授業以外にこの時間を使って先生に質問したり、一緒に実験したりする事も出来るそうです。

そしてこの中学校では6年生から(日本の小学校6年生にあたります)第2外国語の学習が始まります。
ヨーロッパの第一言語である『ドイツ語』です。
2年間ドイツ語を学んだノートルダム中学校の生徒は日常会話や簡単な手紙を書く事が出来るようになるそうです。その後、ドイツ語を続けるかスペイン語に変更するかは本人の選択。

しかし息子にとっては4カ国語(日、仏、英、独)を同時に学習する事になります。
少し心配もあったので説明会の後、校長先生に直接お話をしたら、実はこの中学校では10年前から毎年、日本の教育学部の大学生を1年間、研修生として受け入れているそうです。

ノートルダム中学校の先生達のアシスタントをしながらフランス語の授業に参加して、フランス語の勉強をしたり、それ以外の時間を「日本の歴史や文化」を紹介する公開講座や地域の人に日本語を教えているのだそうです。
校長先生はOIB(バカロレア大学入学資格試験 日本セクションの日本語教程)にも詳しく、もし将来、息子がOIBを受けるつもりであれば、ドイツ語の時間を少し削って、その日本人の学生に日本語の個人授業をしてもらう事にしてはどうかとご提案下さいました。
まさかフランスの現地校で日本語を教えてもらえるとは思っていなかったので私の方がびっくり!!
息子1人の為に学習プログラムを組んで頂く事に暫し恐縮していたら、校長先生は
「子供に可能性があれば、教師はその可能性を生かすべく最大限の努力をするべきです」と仰って下さいました。

なんとも偶然なのですが、本当に有り難く思っています。

幼稚園の時、毎朝登校時に私の自転車の後ろにちょこんと乗っていた息子。
休み明けの朝、校門の前で「ママ〜〜」って泣いていた小学校1年生の息子。
字があまり汚くて連絡帳が解読不可能・・宿題が何なのか分からなく友達に電話するも、肝心の教科書を学校に忘れてくる始末。

そんな息子も9月から中学生かぁ・・・育ってるのね〜!!
私も息子に負けないように前に進もう!!
by mavocation | 2010-01-31 23:30 | 教育
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